レース展望

今年早くも3回目の登場となる白井英治(山口)が地元ファンの前で優勝を約束する。昨夏の浜名湖SGボートレースメモリアル優勝戦でのフライングにより現在は一般戦が主戦場だが、年またぎの徳山を含めて今年はここまで6戦して5優出3Vと圧巻のパフォーマンス。今期勝率も8.64(3月1日現在)をマークしており、2012年後期審査期間の自己最高勝率8.76を越えることも可能だ。当地25回目の優勝はもちろん、勝率面も意識して全力を尽くす。
白井ほどではないが、吉田俊彦(兵庫)も7点勝率マークと好リズム。1月には地元の尼崎と蒲郡で優勝ゴールを決めるなど、各地で主力級の活躍を見せている。上平真二(広島)は前期F2の長い休みを消化して1月のGⅠびわこBBCトーナメントで復帰。2月児島のGⅠ中国地区選手権では、優勝こそ逃したが優勝戦1枠獲得と存在感を示したばかり。ここも不安は一切ない。
安定してパワー勝負に持ち込む林美憲(徳島)と尾嶋一広(兵庫)に、旋回力を生かしたコーナー戦で勝負する古結宏(兵庫)と清水敦揮(岡山)が上位争いに食い込む。一宮稔弘(徳島)は出走回数不足で現在B2級だが、今期は出走回数の確保ができており、勝率的にもA1級復帰へ好ペースだ。
岡祐臣(三重)と板橋侑我(静岡)はA1級維持へ勝率アップが必要な状況で、村松修二(広島)にいたってはA級維持も危ぶまれる状況とあって過度の期待は禁物か。