レース展望

7日間開催の「スポーツ報知西部発刊25周年記念」は、前節の白井英治のような飛び抜けた主役が不在の混戦シリーズ。モーター抽選がV争いの行方を大きく左右しそうだが、V候補の筆頭には松村敏（福岡）の名前が挙がる。前期（11月1日～）の勝率は今節のメンバー中、唯一の7点超え。優勝は1回だけだったが、優出9回もトップ。何よりも当地は2022年4月の一般戦から5節連続優出中と、安定した強さを誇る。
2023年前期に自身初となる7点勝率を残した尾嶋一広（兵庫）が一番のライバル。モーターが仕上がった時は予選トップ通過からの王道優勝が多い。地元の江本真治（山口）は悲願の当地初優勝のチャンス。昨年は当地に6節出場して4回の優出中、実に準優勝が3回。あと一歩のところで優勝を逃しているだけに、今度こそ…の気持ちも強い。片岡雅裕や中村日向ら弟子の活躍が目立つ秋山広一（香川）は自身もG1戦2勝を誇る実力者。4月には若松マスターズチャンピオンにも出場と高いレベルで安定感を誇っている。
近況調子を落としてるとはいえ、榎幸司（長崎）、松尾昂明（福岡）、大橋純一郎（静岡）、石田章央（静岡）らも侮れない存在。若手では佐藤航（埼玉）、木場悠介（長崎）、篠原晟弥（福岡）、田川大貴（長崎）らが注目株。3月に養成所を卒業したばかりの132期のチャンプでもある水谷理人（香川）の参戦も楽しみ。