レース展望

4日間短期決戦で男女混合戦の「住信SBIネット銀行賞」は、絶好調の大上卓人（広島）が文句なしのV候補筆頭だ。2020年10月のびわこでG2戦タイトルを手にし、昨年はSG戦に5回出場。今年はまだSG戦やG1戦で優出こそないものの、一般戦には13節出場（8月16日現在）し、優出を逃したのは1節だけ。12回の優出で早くも5回の優勝を飾っている。しかも、6月に2回、7月にも2回と夏場に入って一気に調子を上げ、今期（5月1日～）勝率も8点台という抜群の強さ。当地でまだ優勝がないのは、最近は記念で走ることが多く、一般戦で登場するのは2018年1月以来、約5年半ぶりだからだろう。
大上ほどではないが、地元の森永隆（山口）も今期は絶好調。自己最高勝率は前期の6.44だが、今期は7点近い勝率で突き進んでおり、今年は優勝も2回。地元とはいえ、今年はまだ当地2回目の参戦で、優出も2年半以上も遠ざかっているが、好調モードだけに今回は優出を外さない走りを見せてくれそう。
好モーターを手にすれば清水敦揮（岡山）、是澤孝宏（滋賀）、山本寛久（岡山）、山本隆幸（兵庫）らもV争いに名乗りを上げる。
女子レーサーでは地元戦にめっぽう強い向井美鈴（山口）と津田裕絵（山口）の2人の活躍が楽しみ。成長株の米丸乃絵（福岡）や、今年初優勝を飾っている山下夏鈴（三重）らも舟券的な妙味は十分ある。